さあもうひと踏ん張り

発表会まで一ヶ月を切りました。

暗譜での録音や連弾の合わせなど、レッスンも本番を想定した内容になってきています。

皆さんそれぞれ残りの日々の課題がくっきり見えてきました。

殆どの方が、暗譜のその先、自分の表現へと辿り着けることができるのではないかと思っています。

頑張りましょう!

 

今月いっぱいで尊敬する先生がお教室を閉められることになりました。

ピアノより競争や関係が厳しい分野で、子どもたちが安心して学べる場を守り抜いてくださり、私たち大人にもどうあるべきかを常に教えてくださっていました。

先生の方針に共感するところが多く、個人的にも折に触れご教示いただいてきたため、当教室はその先生の精神を受け継いでいるような気が図々しくもしております。

保護者の方へのお手紙なども年々似てきているなぁと勝手に思っておりました。

 

あの発表会が最後になってしまったのだなぁとか、色々なことが思い出されます。

いつもそこにあって迎えてもらえると思っていた場所が無くなったり人がいなくなったりする喪失感は、何度経験しても慣れず、衝撃を受けてしまいます。

でも、そこから自分をどう起き上がらせていくかは、それなりにわかっています。

幸いやらなければいけないことが山積みです。

毎日の小さな締め切りをちゃんと守っていくしかないです。

 

毎年生徒さんに書いてもらっている「発表会の目標」を、今年はアンケート形式にしてみました。

「発表会は楽しみですか?」という質問に、殆どの生徒さんが「楽しみ」「ハイ」「めっちゃ楽しみ」と書いてくれました。

苦しい譜読みの厳しいレッスンの最中で、自分自身いいレッスンが出来なかったなぁと思うことも多かったので、その回答に大変救われました。

今年も奇跡的に大きなホールを借りることができ、全員での発表会が実現します。

同じことは二度とない、一度きりの本番です。

皆さんで楽しい発表会にしましょう!