隠しきれない才能

夏休みですね。

子供の頃は、この7月までが一番楽しかった記憶があります。

夏休みに入ったワクワク感がまだあって、宿題も計画的にまだ進められていて(大きいものは後回し)、8月のおばあちゃん家へ行くことへの待ち遠しさがピークなのが今ごろ。

けれど、一日ずつ夏休みが減っていき、8月に入れば日々その残念さとイベント以外は退屈なこと、大きな宿題の重圧に苦しむことも知っているので、誰かの助けや何かの縛りを求めていた気がします。

 

今時の生徒さんは習い事も多く、そんな不安にも襲われす、夏休みもきっちり過ごされているのかも知れません。

ピアノもお盆休みまでは平常運行です。

毎日暑いですが、ある生徒さんからの熱烈リクエストで、夏休み恒例となった塩分チャージのタブレットが待っていますので、頑張って通ってきてくださいね。

 

 

最近盛り上がっているのが、また別の生徒さんの一言から始まったしりとり。

ピアノとは全然関係のない、一冊のノートにイラストを書いてしりとりを繋げていくだけなのですが、これがとにかく面白くてなかなか深いのです。

年中さんから大学生や大人の生徒さんまで、今まで絵を描くことを辞退された方はいなくて、最近はしりとりの進捗具合を楽しみに来てくれる生徒さんも多いです。

「わー上手い!」とか「コレ面白いー!」とか言いながら、普段会うことのない生徒さん同士、お互いの存在を認識するツールにもなっているようです。

 

私は、普段は主に音を奏でるという行為を通じてその人の人となりを認識していると思うのですが、絵というもの(ホントにちょっとしたイラストなのですが)を通して、生徒さんの、何年もお付き合いしているのに気付かなかった面を発見したり、まだ音楽では十分にに発揮されていない豊かさに驚いたりしています。

才能ですね。

ここからピアノにも引き出していけたらと思います。

きっとこのノートに、ものすごいヒントが詰まっていると思います。

 

こんな風に思いがけずいいことが起きると、八百万神に感謝したくなります。

しりとりノート、ご覧になりたいお家の方は、ぜひ送迎の際などに仰ってください。

巨匠揃いです。

 

 

発表会の準備も真面目に進めております。

今は3,4年生の選曲に入っています。

夏休みの間にしっかり骨組みを立てて、秋から12月まで疾走できるようにしたいです。